バッド・ニュース グッド・タイミング。
「最悪な状況」を笑うのがシチュエーションコメディなんだ。
そんなコメディをやっている奴が、そして「それが一番面白い」と吠えている奴が、じゃあそれを姿勢(アティテュード)として体現しないでどうする。
と、まあ何かある度に書いているんで、もう本当に信念としてそうなのか、状況に書かされているのか、自分に言い聞かせているのかわからなくなっているけど。でもまあ、これは真理なんじゃないか、と信じている。
アガリスクエンターテイメント劇団員で、当然『わが家の最終的解決』に出演が決まっていた甲田守が、降板することになりました。
劇団の公式リリースとか今後の対応とかは、下記リンクにありますので、お読みください。甲田守の出演を楽しみにしていたみなさん、本当にごめんなさい。
http://wagaya.agarisk.com/blog/news/1201/412
ネコソギ(甲田の渾名です、こう呼ばないのは居心地が悪い)とは大学の同期で、アガリスクに関わるようになる以前からの、付き合いで言えば古参劇団員と同じか少し長いくらいになります。人間関係の尺度は時間ではないけど、ネコソギは数少ない"芝居仲間"であると同時に"友人"でもある人間なんで、「なにやってんだよ」という思いと「なにかできなかったか」という思いが交錯しています。哀しいし口惜しいし淋しい。
でですね。
そんな本日『わが家の最終的解決』、一般予約開始です。公演情報詳細は下記になります。券種とかお支払い方法とか割引とか(あと誰から予約するかとか)、例によってそこそこ複雑なぶんフレキシブルなので、お手数ですがご確認ください。
【詳細】 wagaya.agarisk.com
「この状況で!?」
そう、この状況で。それがシチュエーションコメディなんで。
いつもより期間が短いぶん、リッチな劇場でドカンと芝居を打ちます。『わが家〜』という作品はシチュエーションコメディをシステムではなく物語の面から進化させた、間違いなくアガリスクエンターテイメントの代表作です(そして問題作です。近年のウチの自信作がそうであるように)。その作品で、打って、出ます。そういう公演です。
いや、勝負だから、とかそういうことを言いたいのではなく。
後悔とか反省は山ほどあるけど、それを全部引き受けて面白い作品を作ります。なにがあろうとそれだけです。それしか約束できないし、だから約束できます。毎度そうしてきたし、これからもそうする。
起きてしまったことはすべて伏線であり、きちんと回収していけば、笑って終われる。
だから、回収しなければならない。
アイツと、アイツらとそうやって芝居を作ってきたから。それしか方法を知らんから。
クッソ面白いコメディ作ります。劇場で待ってます。